
あとかた 千早 茜
かも農法の米ではなく鴨をエトフェする。
自分には出来ない・・・なんていう人も多い。でも「食」ってことはこういうことなんじゃないの?
綺麗事ではない。生命を食べるのだからしめるとこからはじめないと。
と、それはさておき、しめた鴨の内蔵をとりだし毛をむしる。
今回のイメージではモモ肉。
これをコンフィ。
じっくりとあぶらのなかで火を入れていく。
柔らかく上がったら表面をかりっとやきあげ生のままのカルチョーフをよこにそえたら完成。今回のイメージはこんな感じ!
かれた空気感。そしてその中にある潤い。
現実感のない現実。
綺麗事ではない。これが現実。
とにかくそんなイメージ。
なんだか自分の心臓をわしづかみにされた気分。
わしづかみにされながら一口。
・・・・・僕には痛覚がある。