蜜蜂のデザート 拓未司
ガトーショコラの生地をカップの内側に積めていく。中央は、くぼませておきホワイトチョコレートのソースを流し込む。表面にガトーショコラの生地で蓋をしたら、
表面をならしてオーブンへ・・・・・
焼き上がったら型から外しお皿の上に。
アーモンドのプラリネを混ぜ込んだアイスクリームを添えて完成。
よく見かける半生タイプのフォンダンショコラじゃなくて生地とソースが別々のもの。
熱々にナイフをいれるとホワイトチョコレートのソースが溢れてくる。出てきた先にはひんやりしたアイスクリームがまちかまえる。
みるみるうちに溶けて一体化していく。
濃厚なアングレーズソースみたい!
人間の様々な感情が何かのきっかけであふれでてくる。欲望や妬み等数えきれない感情を押さえながら人間社会はバランスを保ち成り立っている。
ひとたびあふれでてしまうと、もうもとには戻ることは出来ない。そんな繊細さと儚さを感じた。
これが今回のイメージ。
食の世界で生きていくことの喜び、辛さ、怖さ、厳しさそして食の大切さを見つめ直すことができた。内側から出てくるのはホワイトチョコレート。
黒ではない。・・・・限りなく白。
せっかくなので熱々を一口。
油断したらやけどしてしまう・・